令和5年5月9日(火)
令和5年度 冷牟田理事長の所信表明を行いました。
新型コロナウイルス感染症拡大により、実に4年ぶりの開催となりました。
会場となった千寿中間会議室には、理事、監事、評議員、職員、法人関係者、約100名が集まりました。
新型コロナウイルスがもたらしたもの、当法人の今後についてなどの話がありました。「内容は下記をご参照下さい。」
法人の今後について、職員も真剣に聞いています。
ユーモアを交えながら所信表明は行われました。
前福岡県議会議員の片岡誠二 先生もご出席下さいました。
片岡先生からは、当法人関係者に対してのご挨拶とお礼、4年後の県議会議員選挙に向けた強い覚悟についてのお話がありました。
冷牟田理事長からは、叱咤激励のお言葉があり、片岡先生も「原点に立ち返り、地に足を付けて一から出直す覚悟であります。」との強い意思表示をされました。
当法人にとっても、地域福祉に明るい政治家がいて下さることは大変心強い限りです。
【所信表明の内容】
新型コロナウイルスがもたらしたもの
ここ三年間は新型コロナウイルスが施設内外に大きな影響をもたらしました。最近では新型 コロナウイルスとは何だったのかと、記憶が薄れていくような気がします。そこで、新型コロナウイルスについて簡単にまとめてみました。
2019年12月に、中国湖北省武漢市で「原因不明のウイルス性肺炎」として最初の症例が確認されました。
それ以降、武漢市から中国全土、更には180の国と地域に拡大し、世界各国でロックダウンや緊急事態宣言が発令・実施され、社会的・経済的に大きな影響を与えました。
日本国内でも感染者が増え、2020年2月には、ここ福岡県でも初の感染者が確認されました。
当法人では、2月29日に最初の緊急対策会議を開き、以下の方針と対策を打ち出しました。
- 施設間同士の情報共有
- 感染予防策の徹底
- ご利用者、職員とその家族の安全を第一に考え、職員の負担をできるだけ少なくする
その後も感染は拡大していき、4月7日に福岡県が緊急事態特別警戒地域に指定され、事態は深刻化していきました。メディアでは毎日、感染者数の増加やイベントの中止・延期。街や観光地に人がいない。病院での感染者の受け入れ態勢が逼迫しているなどの暗いニュースばかりでした。
当法人でも予防接種をはじめとした徹底した感染予防対策を行ったにもかかわらず、経営施設でクラスターが発生し、新型コロナウイルスに翻弄された3年間であったと思います。職員の皆さんやご家族には、大変なご苦労とご心配をおかけし、大変申し訳なく思っております。
今後について
令和5年5月8日をもって、新型コロナウイルスの感染症法の位置づけが季節性インフルエンザと同じ5類に移行し、ようやく新型コロナウイルスの終息が見えてきました。
今後は本格的な社会活動、経済活動が再開し、当法人もその流れに乗って、安定した施設運営をしていかなくてはなりません。現実をしっかりと見据え、将来に向けた一歩を踏み出す時がきました。
今年度から新規事業の取り組み、建て替えを含めた本格的な検討に入ってまいります。何をどう具体的に進めていくかは、その都度ご報告させていただきます。
今後も、職員の皆さん、お一人おひとりが本当に気持ちよく働ける職場環境を作るにはどうすればいいのか・・・。
明るくて、優しくて、きれいで安心して働ける職場。私自身がしっかりと現場を見て、皆さんの声に耳を傾けて引き続き全力で頑張ってまいります。
皆さんお一人おひとりのご健康とご多幸を心より祈念いたしまして、令和5年度の所信表明とさせていただきます。
今後とも西日本至福会をどうぞよろしくお願いいたします。
文責:総務課 星山