令和2年6月17日(水)10:00
第163回理事会が開催されました。
開会に先立ち、冷牟田理事長からの挨拶
まずは、当法人での新型コロナウィルス感染についてお話させていただきます。
先日、10日前の6月7日に千寿中間の入所者の方から、当法人としては初めてとなります、新型コロナウィルス感染者が出ました。
先週一週間、保健所の立ち合いの下、濃厚接触者、クラスター(集団感染)等の検査・ヒヤリングが行われました。
感染が疑われる、職員78名・入所者56名の計134名の方にPCR検査を実施したところ、そのすべての人が陰性で、感染していないということが判明し、とりあえずほっとしております。
昨日、厚労省のクラスター班が出した暫定報告では、現在の北九州市の状況は、無症状の方が多く、感染が表面化しないまま拡大している。教育・医療・福祉施設など、人と人が接触する現場での感染防止策は、非常に困難であると結論付けております。
今回の入所者の方も、まさにこの典型で、別の病気の治療のために受けたPCR検査によって、陽性反応が出たというものでした。
感染経路がわからない状況では、再発するということを、常に念頭において、今後とも感染予防策を徹底し、再び感染者が出た場合でも、冷静に、柔軟に対応してまいります。
今後やるべきことは、入所者の方が安心して、元の生活に戻れること。そして職員の方が安全に安心して、仕事ができること。その環境を一刻も早く取り戻すことだと思っております。
そのために、あらゆる手立てを尽くし、皆さんの不安を払拭できるよう努めて参ります。
安心した生活を取り戻すには、まだまだ時間がかかりそうですが、今年度も安心・安全・そして安定した法人施設運営を継続して参ります。
引き続きのご理解とご協力をお願いします。
冷牟田理事長が議長に選任され、議案の審議が進みました。
6月末で施設長を退任される、千寿中間 古野施設長の挨拶の様子
43年もの間、当法人にお勤めいただきました。感謝の言葉しかありません。
今回の理事会で施設長昇格を承認された、園田副施設長の挨拶の様子。
新型コロナウィルスが心配される中での理事会開催となりましたが、当法人は令和2年2月29日に開催した、第1回新型コロナウィルス感染拡大防止緊急対策会議以降、状況に合わせて即座に、緊急対策会議を開催してまいりました。
新型コロナウィルス以外の問題に対しても、法人と施設が一丸となり、ご利用者と職員の安全・安心を守るように努めます。
文責:総務課 星山